2014年10月30日木曜日

スピーカーとかアンプとかの話?

いわゆるお約束的な話なのでレビューでも何でもないです



最初に

はい、まず、このページは前回のフローチャートでアンプとパッシブスピーカーにたどり着いた人向けです。
お金が無いので詳しいことは分かりませんが、投げっぱなしはマズイと思ったので。
内容としてはほぼ調べたことをまとめただけになります。

まず、パッシブスピーカーとは何ぞや

 アンプ等が内蔵されていないスピーカーです。えっと、これで分かれば苦労しないですね。
まず、スピーカーとはすごく大きなヘッドホンだと考えてください。
ヘッドホンをつないで大音量にすると頭に着けていなくても聞こえますね?
しかし、音量はそんなには大きくないはずです。
もっと大きな音で鳴らすにはPCやiPodから出てくる電力では足りないので増幅器が要るのです。
その増幅器をアンプと言います。

前回のフローチャートの2万円以下で出てきたスピーカーは全て、スピーカーの箱の中に
このアンプの役目の部品が入っていて、音を増幅しています。
増幅には電力が要るので、スピーカーの箱からコンセントが生えているはずです。
では、

アンプが付いていないパッシブスピーカーは何が嬉しいのか。

 それはアンプをスピーカーとは別に単品で買うことが出来る という一見すると面倒な理由です。
アンプを内蔵したスピーカーはどんなアンプが使われているかは外からじゃ見えません。
アンプは音を増幅させますが、その時に音を汚します。安い質の悪い物ほど酷く音を歪めます。
スピーカーの中に入っているアンプは一部の高級品を除いて出来る限りコストを削減されます。
また、一体型で内蔵されていると、アンプが悪いのか、他の部分が悪いのかも分かりません。

しかし、単品で売られているアンプはそれ単体の性能調べることが出来ます。
そうなるとあまり手は抜けません。(もちろん価格相応の質になるという事ですが)
更に、スピーカーも今まではアンプが悪かったのかもと言う疑問が有りましたが、
アンプを変える事が出来るパッシブスピーカーではそういう言い訳もできません。

つまり、アンプとスピーカーを分けると音の良し悪しの原因をハッキリさせることが出来る様になり、
それぞれの質も購入者が選ぶことが出来る様になるのです。
また、気に入らない方を交換すれば、問題の無かった方は使いまわせるのでお得です。

Q.で、何を買えばいいの?

A.予算次第です


まず、オーディオのシステムにおいて、コストをかけるべき比率と言うものが有ります。
これは音質への貢献度とそれぞれの値段を考えたときに出てくる一種の目安です。
一般的にはスピーカー5割、アンプ3割、プレイヤー等2割などと言われます。
プレイヤーに関してはCDプレイヤーという場合もありますし、
PC等ならDACと言われる部品になります。ここに関しては今回は省きます。
要するに、予算の半分程度のスピーカーを買って、残りでアンプを買えば良いのです。
どちらかにこだわりが無い限りはね。

はい、ではまず総額2万円以下の人から。

 予算が2万円以下となると、まずまともなアンプは買えません。
まともなアンプは2万円を超えます。
そこで、中華アンプと言われるアンプが登場するのです。
中華アンプとは、中国等で最低限の機能を持つよう作られたアンプの事で、
もちろん品質はまともなアンプから見ると落ちますが、最近は十分使える音質の物が出ています。
特に一時期話題だったのはSA-36Aと言われる4000円くらいのアンプですが、
これは評価が高かったものの廃番となり、後継のSA-36A Proは2014年現在、評判が悪いです。
そこで、一応代用のアンプを列挙しておきます。
まず、ひときわ安い LP-2020A+ これは本当に安すぎるのでちょっとオススメできません。
どうしても安く済ませたい人以外は他をお勧めします。
次にお勧めするのはNFJがヤフオクで売ってるFX202JFX1002Aです。
前者は5000円ほど、後者は7000円ほどで、
両方とも電源が別売りなのでさらに2000円ほどはかかるでしょう。
この2つはそれなりに定評が有り、LP-2020A+よりはまともなNFJの品質管理下にあります。
問題はNFJが零細企業なので在庫が少なく入荷も不安定なことです。
欲しい時に売っていればラッキー?
LP-2020A+は嫌でNFJに在庫が無い時の次の候補としては、自作を除けば
ToppingとS.M.S.Lのアンプになります。
Toppingのアンプは白箱.comで売られており、定番なのはTP20-Mark2 か TP10-Mark4 です。
S.M.S.Lのアンプはアマゾンや楽天等で購入できます。
SA-98ESA-50等ですが、評価は何とも言えないです。
どれも結局は中華製品なので、一定のリスクが有るものとして考えてください。

アンプは上記のようにリスクが高いですが、スピーカーは大丈夫です。
1万円くらいからちゃんとしたスピーカーが購入できます。
音に関しては好み等もあるのでお勧めは難しいですが、
定評のある製品を紹介しておきます。
 ケンウッド LS-K731
 TEAC LS-H265
 ONKYO D-55EX
 SONY SS-F6000(完全に映画用ですごく大きいので注意。ネタとしてもアリか)
 ヤマハ NS-BP182 、 NS-BP200

次に、総額5万円以下の方

 予算が5万円程あれば、アンプに2万5千円近く回せるので、まともなアンプに手が届き始めます。
価格.com等でプリメインアンプ、もしくはAVアンプのページで金額を指定すると、
ほんの僅かですが候補が現れるはずです。
 この金額のレベルではAVアンプでもプリメインアンプでも音質の差はあまりないはずです。
本来はプリメインアンプの方がより音楽再生に特化し、高音質となることが多いのですが、
エントリークラスなので物はそれなりですし、AVアンプ市場の方が競争が激しいので。
また、AVアンプは付属のマイクで自動補正を行うことが出来る物もあり、この補正が効果を発揮する場合もあるのでオーディオ用でないからと言って侮ってはいけないそうです。

ひとつ注意する点として、この価格帯のアンプにはAB級(アナログアンプ)とD級(デジタルアンプ)があり、これはグレード等ではなくアンプの動作原理の違いです。
一般的にはAB級の方が音が良いとされますが、消費電力もAB級の方が大きく、
また安価なグレードなのでそこまで差が出るかも微妙です。
消費電力を気にする方はD級(デジタルアンプ)の方が間違いなく消費電力は少ないです。
ついでに、AVアンプは現状ほとんどがD級で、中華アンプもほとんどがD級です。
また、動作方式とは別に、デジタル入力に対応したアンプが多くなっています。
これは再生機にデジタル出力が有る場合、劣化しにくいデジタル信号でアンプに信号を入力することでアナログ出力の質が悪い機器でも音質を改善できます。
いろんな条件から、アンプをお選びください。

次にスピーカーですが、予算的には2万5千円以下となりますが、
それなりに多くのスピーカーが該当します。
良く名前を聞くのは DALI ZENSOR1 や JBL CONTROL ONE あたりですが、
可能ならば大型の家電量販店等で試聴するのをお勧めします。

総額10万円以下の方

 アンプに5万円、スピーカーに5万円となると両方とも候補が多いので僕の手には負えません。
あえて言うなら、AVアンプの場合、自動補正機能がワンランク上がる価格帯なので、
自分のオーディオ環境(部屋)に自信が無い場合はAVアンプをあえて選ぶというのもアリかと。
イコライザ等のまがい物は許さないって人はプリメインアンプを買ってください。


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